笑いの質

先週のブログで今後は本物しか生き残れない時代になっていると書いたところですが、ちょうどその直後に大きなニュースが飛び込んできました。

吉本興業ですね。

最初はあくまで芸能界の世界での事であって他の業界には関係ないという感じだったのが、ここにきて違ってきました。

大手の経済誌はじめ、さまざまな業界の関係者が色々な媒体で私見を述べる事態になっています。

契約形態や会見の仕方、朝令暮改にもとれる対応の仕方など、悪い見本のオンパレードのようでしたからそうなるでしょうね。

私も言わせていただければ、一番マズかったのは処分の撤回だったと思っています。

そもそも会社や周りの関係者に対する「ウソ」から始まっているワケですから。しかも上塗りをしていたとも言われているようですし。

私は吉本興業という会社にはもともといいイメージは持っていませんでした。

ただ、そのよくないイメージはあくまでもテレビという媒体を通して見ているときの一面だけです。

テレビのバラエティ番組や年末特番などで見る吉本所属と公言している人の笑いは、「人をバカにして笑いをとっている」ものが多い気がずっとしているからです。

面白いことは面白いのですが、大口を開けて笑う気にはなれず。

なぜなのでしょうか。

私も適切な答えを持っていないのです。

 

そういえば私は全員集合の方が好きでひょうきん族はあまり好きではなかったのを思い出しました。(世代が出ますね)

そういうことを考えることから「笑いにも質がある」と思うようになったのです。

心の底から面白く、思わず吹き出してしまうような笑いを交えてする会話は概ね建設的であり、なにか意見を出し合うような場でもいいアイディアが出たりする事が多い気がします。

対して、人の事をバカにするような笑い(その人がわざとやったことにしろ、偶発的にドジをしたにしろ、です)や人を蔑むような笑いが多い会話からはよいアイディアどころか悪知恵ばかり働いたり、人の(いい悪い含め)噂話に終始してしまうように思います。

一ヶ月ほど前ですが、笑顔が人に与える印象について書いた記事を読みました。

笑顔には、「ポジティブな笑顔」、「共感的な笑顔」、「支配的な笑顔」というように分ける事ができる、と書かれていました。

この記事は私が思う笑いに質があることを補完してくれる記事でした。

薬局は接客業のひとつでもあります。笑いの質を高め、いい笑顔でいることは患者さんとのよりよいコミュニケーションにもつながると思います。

毎日いい笑顔でいたいものです。

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