自分に合った薬局の選び方のポイントと注意点について!詳しく解説

自分に合った薬局の選び方のポイントと注意点について!

病院で医師の診察を受けた際に処方箋が出れば、薬局に行って処方をしてもらうことになります。その際、とくに何も考えず近い薬局にいかれている方がほとんどではないでしょうか。薬局の選び方次第では、さまざまなメリットがあるのです。そこで今回は、自分に合った薬局の選び方のポイントと注意点についてご紹介いたします。

薬剤師が重要になる

ご自身に合った薬局を選ぶための1つ目のポイントですが、『良い薬剤師がいるか』という部分になります。良いというのは何を持ってそう判断できるのかというのは個人によって異なるかもしれません。ここでいう良い薬剤師の定義としては、処方の際に質問をしっかりと投げかけてくれる薬剤師となります。

一般的には薬剤師の方からの質問を面倒に感じる人もいるでしょう。たしかに体調が悪いときにはさっさと薬をもらって帰宅したいものです。しかし、質問にはしっかりとすることの意味があるのです。

良い薬剤師に出会うことのメリット

たとえば、翌日はなんとしても出社しなければならない場合と、数日は自宅で安静にすることが可能という場合では、全く同じ日と同じ症状であったとしても、処方する薬に違いが出ることがあります。安静にしていられる時間があるのであれば眠気を伴う薬でも問題はないでしょう。しかし、休むことができない=仕事をするという方に対して眠気が出やすい薬を処方するのは適切ではないのです。そういった判断をするためにも質問は必要でしょう。質問をする薬剤師の方は、処方される方のことを第一に考えた上で行っていることなのです。

処方箋を渡して何も質問をせずに淡々と処方をすることも決して悪いことではありません。しかし、かかりつけとして信頼できるかどうかという観点ですと、質問をしっかりとして最適な処方をしてくれる薬剤師の方が、良い薬剤師ということになるのではないでしょうか。

立地

2つ目の選び方のポイントですが、『立地』が挙げられます。基本的にはほとんどの方が受診した病院のすぐ近くにある薬局で処方をしてもらっていることでしょう。それも悪くはないのですが、かかりつけ薬局を選ぶのであれば、自宅と職場から行きやすい場所がおすすめです。

良い立地の薬局を選ぶメリット

体調が悪くなってしまうタイミングは事前にはわかりません。平日であれば仕事帰りになりますし、休日ですと自宅から病院へと向かう場合が多いでしょう。その際にかかりつけ病院や薬局の場所がどちらかに偏ってしまうと、体調が悪くなったタイミング次第で行きにくくなってしまいます。病院自体がアクセスとしてあまり良くないというケースでは、その近くの薬局をかかりつけにしてしまうと、病院が変わったりした際に非常に不便になってしまいます。

また、受診する内容によっても病院が異なることも少なくありません。総合病院ではなく、専門が決まっている病院であれば内容ごとに異なる病院へ行くことになるわけです。当然近場で複数の病院が密集しているとは限りませんので、その結果非常に不便で大変な思いをするはめになってしまいかねないのです。できる限り行きやすい場所にある薬局を候補としましょう。

かかりつけ薬局があるメリット

処方してもらうときだけ立ち寄る薬局であれば、かかりつけである必要もないのではと思われるかもしれません。病院に関してはかかりつけが決まっている方は多いかもしれませんが、薬局となるとそう多くはない傾向にあります。しかし以下のようなメリットがあるのです。

体調や体質を理解してもらえる

かかりつけであるということは自分のことを深く理解してもらうことが可能になるということです。薬は症状で判断されて処方されますが、体調や体質とも深く関係しています。そのためどのような体質であるかによって、処方内容にも変化が生まれるのです。それを毎回はじめましての薬剤師の方が判断するのと、これまでの経緯などを知っている薬剤師の方による判断とでは安心感などが大きく異なるのです。

薬の重複を確認してくれる

同時期に異なる症状などで病院へ行くこともあるでしょう。そういったときに注意しなければならないのが薬の重複や飲みあわせです。場合によっては効果が強すぎてしまうこともあれば、飲み合わせが悪いこともあります。素人では気が付かないそういった部分を発見し、回避してくれるというのもかかりつけならではと言えるでしょう。

気軽に相談ができる

いつも同じ薬剤師の方におまかせすることによって、これまでの経緯を知ってくれている薬剤師の方がいることになります。薬のことでの相談や疑問が生まれた際に、気兼ねなく相談できるというだけでも安心感を得られるのではないでしょうか。

地域に根づいた薬局がいい理由

かかりつけの薬局を決めるときは、地域に根付いた薬局がとくにおすすめです。その理由としては、地域に根づくほど長く存在しているということは、それだけ需要があるということになるでしょう。もちろん立地が良いということで需要が高いということも考えられますが、それだけともいい切れません。多くの方がその薬局に対して満足していて、安心して通うことができているということは確かなのです。

サービス面においても満足度が高いということでもありますから、まずはその地域で長年愛されているかどうかというところが、かかりつけとしてふさわしいかの判断基準の一つになるのではないでしょうか。

まとめ

薬は使い方によって身体に悪影響を及ぼす可能性がありますので、信頼できるかかりつけの薬局を持っておくことで、安心して体調の回復に努めることが可能となります。病院で処方してもらうことは少なからず発生することですので、今回ご紹介したポイントや注意点を踏まえてかかりつけの薬局を見つけてみてください。

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