ヒトは当たり前ですが野菜やお肉やお魚などを食べることで体を動かすエネルギーを作ります。
そのエネルギーが体力として力仕事や頭を使ったり、病気をしたときには病原菌などと戦ってくれたりします。
今、私たちが生活する上で欠かせない電気も元は石油だったり石炭だったりしますが、それはヒトの体と同じようにそのまま使うのではなく、別のカタチに変換されることで電気というエネルギーに変わります。
では、そうやって材料からエネルギーを取り出すときの割合はどれくらいでしょう?
調べると電気の場合でおおよそ実質2割程度のようです。
一方、ヒトの体が食事からとるエネルギーは4割程度はあるんじゃないでしょうか。
ちょっと調べただけでもヒトの体の方が数倍優れていることがわかりました。
でも、周りを見渡すといつも明るく元気がいい人もいればそうではない人もいるし、さまざまな人がいますよね。
その差はどこから来るのでしょうか。
エネルギー発生について
活力(元気)があるときは、ATPが円滑に生産される状態
ATP加水分解を行う酵素がATPaseと呼ばれるが、ATPのエネルギーを他のエネルギー携帯に変換する機能をもつため、非常に多くの異なったタンパクがこの中に一括されている。しかも主なものは①生体膜に存在して輸送を行うもの、②筋肉その他の運動装置に存在して収縮などを行うものである・その他DNAの組み換えに関与するATP-dependent DNaseなどもATPase活性をもつ。
筋肉を動かすエネルギーはアデノシン三リン酸(ATP)がアデノシン二リン酸(ADP)に分解されるときに発生するリン(P)のエネルギーであることがわかっています。
活力アップと低体温対策
体温は何によって保たれているか
元気はどのようにして出るか
- あの人と私とは、ご飯を食べる超は同じなのに、
どうして私は低体温で、あの人は元気なの? - どうして私は元気がなくて、あの人は元気なの?
- どうして私は太りやすくて、あの人は太らないの?
重油はガソリンに精製されて、はじめて自動車を動かす。
低体温の人、元気(活発)の出にくい人は、実はブドウ糖を細胞内で円滑にATPに変えられない人。
人が普段食べているご飯はデンプンですが、体の中で消化されてエネルギーの元になりますが、消化されるということはタンパク質という鎖を切ってバラバラにしているイメージです。人はご飯を食べるとおおむね2、3時間で消化してしまいますが、同じことを学校の実験室などで再現すると、110度という高温で18時間ほども煮込まないと、同じようにはできないこともわかっています。
バラバラにしたところで初めてエネルギーにできる材料ができますが、ここから先で先ほどのいつも元気がある人とそうではない人の差がでます。もちろんこれがすべてではありませんが。
バランスよく食べることが大事な理由がここにあります。
ブドウ糖からATPが作られるメカニズム
バラバラになった材料がさらにいろいろな物質に化学変化を起こしながら変わっていく過程でエネルギーが生まれますが、バランスよく栄養がとれていないと、その力を活かしきれないで終わってしまうのです。
つまり、本来ならば10個のエネルギーが生まれたものが、半分以下しか生まれないということになるのです。
逆にいえば、もし、理想的にバランスのいい食事ができていれば、元気のない人なんているはずがない気がしてきませんか?
このこと1つとっても、人のカラダのすごさがわかります。
低体温とは?
体温 | 身体の状態 | 新陳代謝 |
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36.6℃ 健康な人の 基礎体温 | 身体細胞脳新陳代謝が活発で、健康で活動的、免疫力も高く、 ほとんど病気をしない状態を保つ。 | 100% |
36℃未満 低体温 | 新陳代謝が不活発で、免疫力・排泄機能は低下、 生理不順・自律神経失調症の傾向にある。 | 50~60% |